(由緒沿革)
光仁天皇の宝亀四年(七七三年)越智郡大三島旧国弊大社大山祇神社の御分霊を勧請し、久万小田両郷の総氏神として奉斎したに創まる。
鎌倉時代、北条時頼回国の際参拝し、帰国の後も崇敬が厚かったと伝えられ、戦国時代、大除城主大野直昌が尊崇し神輿渡御に供奉したとの古文書がある。
徳川時代になって松山藩主・加藤嘉明の重臣、佃十成が社殿の大改修をした。
主祭神大山祇神は、わが国建国の大神様であらせられ太古以来の霊神・寿命長久の神として、往古も今もかわることなく広き厚き恵沢を垂れ給う。
昭和三十六年の解体大修理時に、欄間斗拱その他に、桃山時代の雄渾壮麗な形式を保存しているため県指定有形文化財となる。
例年七月の夏祭り後宮祭興としてかがり火の燃える境内にて夕闇の中、ダイバの面をつけ勇壮な久万山五神太鼓が奉納され打ち鳴らされる。(開催:フォト大会は中止)
例年十一月一日・二日に行われる秋季例大祭の二日目には、勇猛な大神輿の正面同士の鉢合わせが行われ、神輿渡御にて各地の御旅所に巡幸している。
<主祭神>
①大山祇神(オオヤマツミ)
②水波能賣神(ミズハノメノカミ)
③雷神(イカヅチノカミ)
①伊邪那岐大神(イザナギノオオカミ)の御子神にして天照皇大神(アマテラスオオミカミ)の兄神。
山と海の神。建国の神。酒の神。軍神・武神。男神。
(御利益は、農業・山林業守護、漁業守護、航海・交通守護、商売繫昌、試験合格、家庭平安、安産、厄除け、縁結び、結婚運、健康運(長寿)、勝負運と伝えられています)
②伊邪那美大神(イザナミノオオカミ)の御子神。水の神。井戸・水路の神。紙漉(かみすき)の神女神。
(御利益は、祈雨、止雨、治水、商売繁昌、子宝、安産と伝えられています)
③御神名のとおり雷の神。
(御利益は、落雷除け、祈雨、農業守護と伝えられています)
<配神>
①天御中主大神(アメノミナカヌシノオオカミ)
②伊邪那岐大神(イザナギノオオカミ)
③伊邪那美大伸(イザナミノオオカミ)
④豊受大神(トヨウケノオオカミ)
⑤天照皇大神(アマテラススメオオカミ)
⑥須佐男神(スサノオノカミ)
⑦猿田彦神(サルタヒコノカミ)
⑧手力男神(タジカラオノカミ)
⑨大穴牟遅神(オオナムジノカミ)
⑩事代主神(コトシロヌシノカミ)
⑪建御名方神(タケミナカタノカミ)
⑫火之迦具土神(ヒノカグツチノカミ)
①高天原に最初に出現した神。宇宙根源の神。天地開闢(宇宙の始り)の造化三神の一柱。別天津神。性別のない独神。
②天地開闢において神世七代の最後にイザナミと共に生まれる。日本国土を形づくる神々を生む神。男神。大山祇神などの親神。
③日本国土を形づくる国産み神産みにより数多の子を産む。天照皇大神・水波能賣神などの親神。女神。死して黄泉国の主宰神。
④イザナミの御孫神(古事記由来)。食糧・産業を司る神。男神。
⑤イザナギの三貴子の一柱。太陽の神。高天原を治める神。日本民族の総氏神。別名、天照大神。男神。
⑥イザナギの三貴子の一柱。天照皇大神の弟神。海神を断り、高天原で天之岩戸事件を引き起こし追放され、降った出雲で八岐大蛇を退治し、尾から出てきた草薙之剣を兄神(天照皇大神)に献上。男神。
⑦天照皇大神の命でニニギノミコトが地上統治のため降り立つ(天孫降臨)時、道を照らした国津神。道の神。男神。
⑧天乃岩戸から顔を覗かせた天照皇大神を引きずり出した天津神。力の神。男神。
⑨地上(出雲)を統べた須佐男神の御子神。天孫降臨で天津神に国譲りした国津神。農業の神。武神。別名、大国主命。男神。
⑩大穴牟遅神(大国主命)の御子神。大国主命の代わりに国譲りを承諾したとされる国津神。託宣の神。男神。
⑪大穴牟遅神の御子神。天津神(建御雷神)と戦って負け事代主神の次に国譲りを承諾した国津神。狩猟の神。武神。男神。
⑫イザナミが出産した最後の御子神。火の神。出産時の大火傷が原因でイザナミは死に黄泉国におちる。妻を失い激怒したイザナギ(父親神)に斬り殺される。斬られ出た血や死体から十六もの神が生まれたとされる。男神。
*HP用に短く分かりやすい表現でご説明しています。
詳しい説明は御参拝時に宮司まで御質問ください。
秋季例大祭では、菅生・久万・野尻大神輿と三地区の御神輿が久万郷を渡御しています。
五神太鼓は、少年・青年・壮年の三部があり、国内外で多くの公演をしています。
大きな神事では、県内の御神職のお力もお借りして執り行っています。
境内の社務所では、神事後の直会も行うなど、氏子の皆さまの団欒の場としています。是非、御参拝にお越しください。
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